ブルマに貰った小さなチューブ。
「それを自分の唇に塗ってみなさい」ニヤニヤ顔に近い笑顔付きで言った言葉を思い返す。
それ以上のことは何も話さなかったので、多分、害はないだろうと思う。
小さく沸いた好奇心から透明なチューブのキャップを取った。
仄かにハチミツの香りがする。
手加減して出て来た明るめの茶色の粒を唇の上に載せ、それを薄く伸ばす。
言われた通りやってみたが、その後どうするのだろう。
「何やってんの?」
ひょいっと目の前に現れた自分の主。
ビルスに簡単な説明をすると、そのチューブとミレイを交互に見た。
顎に手を当てたかと思うと、今度はすんすんと鼻を近づけた。
「そういえばさっきから甘い匂いがするんだよねえ…ちょっと味見させて」
「は、」
「い」が流れるようにビルスの口の中へ吸い込まれた。
気付けば間近にビルスの顔、自分の口がビルスの猫口でふさがれている。
ビルスの舌がミレイの唇
(正確にはその上に塗っていたもの)をぺろっと舐めた。
「ん~~~この味、どこかで食べたような…え~っとぉ…」
「ハニートースト?」
「それだ!パンの上にかかったハチミツといったか…?その味に近い」
「食べ物なんですね、これ」
「けど、ベジータ夫人も中々やってくれるじゃあないか…」
地球の食べ物は未知で溢れているんだとずれた思考で関心するミレイに対し、
ビルスは不敵な笑みを浮かべた。どちらの意味を示しているのか
***
そのままキスしちゃえばいいのに…(願望)
この二人の場合だと恋仲にならない限りキスは無理かな…
どうしても斜め上のところへいってしまう。
このネタもどうしよう……。
ここまで見て下さった方、ありがとうございました!!
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